ふるさと納税
平成23年12月7日
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ふるさと納税という制度があります。
制度の趣旨は、若いときにおせわになった地元に寄付をしやすくする制度です。
この寄付先、出身地に限らずどこでもOKです。
制度の内容はおおまか言うと、
住民税の一部を今住んでいない所に収めていいよという内容です。
(1)所得税の減額
(寄付額-2,000円)×所得税税率=×××円
(2)住民税の減額
①(寄付額-5,000円)×10%=×××円
②(寄付額-5,000円)×(90%-所得税税率)=×××円【住民税額の10%限度】
③①+②=×××円
(3)減額合計
(1)+(2)=×××円
例えば、住民税額が年65万円・所得税税率20%の方が、
【50,000円寄付】したとします。
(1)所得税の減額
(50,000-2,000円)×20%=9,600円
(2)住民税の減額
①(50,000-5,000円)×10%=4,500円
②(50,000-5,000円)×(90%-20%)=31,500円【65万円×10%=65,000円限度】
③①+②=36,000円
(3)減額合計
(1)+(2)=【45,600円】
12月までに寄付しますと、
・所得税の減額部分は来年の確定申告で戻ってきます。
・住民税の減額部分は来年の6月以降の住民税の支払いから減額されます。
今年もあとわずか、故郷や思い入れのある地方に寄付されるのはいかがでしょうか!